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yado & kissa UGO HUB 公式ブログ

はじめまして。
村岡悠司(むらおかゆうじ)と申します。

このブログでは、秋田県の羽後町(うごまち)という田舎町で、
町や県が直面している様々な地域課題を解決するための空間

「”遊べる”進路相談室 UGOHUB(ウゴハブ)」

を創り上げるまで、そしてオープンしてからの現在進行形を発信していきます。

ゲストハウスノマドワーカーコワーキングシェアオフィスなど、
これからの主流の一つになってくるであろう生き方に興味がある方に、
少しでも参考になったら嬉しいです。

 

 

はじめに、私自身がこのUGOHUBという空間を作ることに挑戦しようと思った経緯を記します。
ちょっと前置きが長いですが、そこも楽しんで読んでくれたら嬉しいです。

 

【典型的な「都会憧れタイプ」だった】
私は、秋田県のほぼ真ん中あたりにある角館町(かくのだてまち/現仙北市)というところで生まれ育ちました。

幼少期は

「何もないこんな田舎は一日でも早く出たい。早く東京に行きたい」

と常々思っている典型的な「都会憧れタイプ」でした。



 

そして大学進学を機に上京し、自分が思い描いていた「都会の生活」を満喫することができました。
そのため大学卒業後も、秋田に帰るという選択肢は当時は一切考えていませんでした。
ただ一方で、「東京(都会)に一生住む気は無い」という思いも常に心の奥底にありました。

 

【常に悩み続けていた東京での社会人生活】
社会人となり、日々仕事に追われる中で

「私は何のために働いてるんだろう?」「私にとって”幸せ”とは何か?」

といったことを自問自答することが多くなりました。

そんなことを考えながら5年ほど社会人生活が過ぎた時に、あの東日本大震災が発生しました。
その時、それまでの人生の中で一番家族のことが心配になり、
以降は家族はもちろん地元秋田という存在に対する見方や考え方が徐々に変わっていきました。
都内で開かれている秋田関連のイベントに足を運んだり、
帰省の度に「秋田でやりがいを持って楽しく働いている人」に
自分からアポを取って会いにいったりするなどして、
気がつけば「秋田に帰る、秋田で生きる」可能性を模索するようになっていきました。

 

【地元秋田へのAターンと羽後町との出逢い】
そして、2015年の元旦に秋田に完全に帰ることを決意し、同年1月に当時の会社に退職届を提出しました。

退職直後の2月には一ヶ月間の東南アジアバックパッカー旅に行き、3月に秋田に戻りました。
ただ、次の働き先などは全く決まっていませんでした。

帰ってから10日ほど過ぎたある日、SNSに東南アジア一人旅の写真と共に

「秋田と海外をつなぐような仕事ができたらいいなー」

と軽い気持ちで投稿したところ、
地元の知り合いの方から「秋田と海外をつないでいる人、いるよ!」とメッセージをもらいました。
それが、秋田市でインバウンドに特化した旅行企画事業を展開するトラベルデザインという会社でした。
ホームページを見て、「まさに、秋田と海外をつないでる!」と思い、すぐさま面接希望のメールを打ちました。

その後、ご縁があって無事に採用となり、
県内のインバウンド事業に携わっていく中で出会ったのが、羽後町でした。

同じ秋田県内であるにも関わらず、幼少期は一度も足を運んだことがなく、
羽後町の知識は日本三大盆踊りである「西馬音内盆踊り」というしかありませんでした。

ただ、いざ仕事を通じて町民の方々と接していくうちに、その人柄や性質にどんどん惹かれていきました。

 

【町民になったからこそ見えてきたもの】
そして、地元秋田に戻って2年半が経った2017年9月、羽後町への移住を決意。
晴れて羽後町民となることができました。

すると、仕事としてだけでなく、一町民としても住民の方々と接していくにつれて

「インバウンド以外の手法でも地域の課題解決に取り組みたい」

と思うようになっていきました。

「趣味の料理で誰かを喜ばせたい」といった願望や、
「地元の人同士が偶発的に出会えるような場所や機会が欲しい」といったもの、
はたまた「夕方以降、コーヒーを飲みながら友だちとお話しできる場所がない」といった悩みなど、
極めて“身近”な課題を解決していくことこそが、何よりも優先すべきことだと考え方が変化していきました。

【私が考える秋田県の課題と原因】
「人口減少」や「若者流出」、「地域経済疲弊」といった秋田県の地域課題に対して、
以下の3点がその大きな原因ではないかと、羽後町で仕事をする中で感じるようになりました。

・個々人の「役割」や「居場所」が少ない
・世代を越えた交流が少ない
・ソト(町外、県外、海外)との接点が少ない

これらを一言で言い表すなら、「人同士のつながりが希薄になってきている」と言い換えられます。
そして、逆にこの3つを「増やす」ことが、その課題解決につながるのではないかと今は考えています。

今回、この機会を実現する”場”を創るべく、起業という選択をし、UGOHUBを創ります。

 

秋田県羽後町で巻き起こる壮大な社会実験、ご興味を持っていただける方はお気軽にご連絡ください。
ぜひ一緒に創っていきましょう!

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